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【2020年新作のご紹介】 ヴィンテージフォークバングル、ヴィンテージバターナイフバングル

前回の投稿から、かなり期間が空いておりました。ご無沙汰しております、Country Gentlemanでございます。

今回はようやく新作のご紹介をさせていただける運びとなりましたので、2つのヴィンテージバングルをご紹介させていただきたいと思います。

 

ヴィンテージフォークバングル-La Marquise-

ヴィンテージフォークバングル la marquise

こちらのヴィンテージフォークバングルは、Reed&Bartonが1895年(125年前)に発表したデザインであり、デザイナーオースティンF.ジャクソン(1850年にイギリスのバーミンガムで生まれ、1906年にマサチューセッツ州トーントンで亡くなりました)によってデザインされました。


彼はReed&Bartonの初期のデザイナーで、世界中から実力のあるデザイナーを探している中で、見出された実力派のデザイナーでした。

1891年には世界的にスプーンをお土産として購入することが流行していたため、お土産用にデザインしたスプーンは非常に高い人気を誇り、彼らはそのデザインで特許すら取得したほどでした。

こちらのLa Marquise(和訳:公爵夫人)と名付けられたパターンは、繊細さと大胆さが融合されたデザインが特徴であり、持ち手の滑らかでプレーンな部分と、持ち手全体に施された彫りの深い彫刻が、絶妙に融合された逸品となっております。


繊細な彫刻と美しいフォルムが魅力的なバングル

さらにこちらのフォークバングルの魅力は、当時の所有者が彫らせたと思われる、モノグラム(イニシャル)にあります。

表面には”表面には"Thomas"、裏面には"July.26.1899"と彫られていることから、こちらのフォークは1899年(121年前)のものであると推測されます。

裏面には1899のモノグラムが刻まれている

重量も44gと、手に取るとずっしりとした重量感を感じ取れる、文字通り重みのあるヴィンテージフォークバングルに仕上がっております。


限定1点のみとなりますので、お早めのご検討をお勧め致します。

 

Montereyヴィンテージバターナイフバングル


細身ながら魅力のあるバターナイフバングル

次にご紹介するのが、Alvin Mfg Coが同じく1895年(125年前)に発表したMontereyパターンのヴィンテージバターナイフから制作された、ヴィンテージバターナイフです。


こちらは先ほどのLa Marquiseとは正反対で、軽やかなバングルとなっており、重量は17gとさらりと身につけられるようなバングルとなっております。

持ち手全体に配置されたアラベスク(唐草)の模様は、光を浴びるたびにキラキラと美しい輝きを見せてくれます。

持ち手部分のアラベスクがヴィンテージ感をアップ

そしてこちらのバターナイフバングルにもモノグラム(刻印)が手作業で掘り込まれており、”B”という文字がとても魅力的な字体で記されております。


このモノグラムこそ、当時銀食器が流行した頃の富裕層の間で流行していた文化の一つであり、ある意味でのヴィンテージカトラリー(銀食器)の証とも言えます。

ヴィンテージバターナイフバングルとモノグラム

見た目に少し癖はございますが、細身であること、そして厚みもそこまでないことから、どんなファッションにも合う独特の魅力を持っております。

こちらは3点のみの販売となりますので、夏も近いこのタイミングで、是非ご検討をいただければと思います。

 

最後に


蛇足となりますが、現在様々な古いアクセサリーや、古い遊びの歴史について色々と調べを進めておりまして、やはり歴史は深く掘って行けば掘っていくほどにその魅力がわかってくるとともに、それらはどこかで繋がっており、さらには影響も受けているのだということを、改めて実感する日々でございます。

その中から、自分のフィルターを通して何らかの形で作品へと落とし込み、そう遠くない未来に皆様の御前にお見せできますよう、引き続きこれからも精進して参る所存でございます。

その際には、また新たなヴィンテージアクセサリーの魅力と、その意外な歴史をお届けできるのではないかと、一人でワクワクしているところもございます。(まだお見せは出来ませんが、その歴史を語るためにすでに5記事ほど書き上げており、計10ページ程まで至る予定となります。)

気温や天候が変わりやすい季節ではございますが、皆様くれぐれもお体ご自愛くださいませ。


Country Gentleman

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