CountryGentlemanの気になる3つのモノ

今までに、当ブランドサイトのブログをお読みいただいていらっしゃる皆様は、きっとお気付きのことかと思いますが、私はとにかく様々なモノに目が移ってしまう癖があります。


レザークラフト、シルバーのキャスティング、ヴィンテージペナント、家具作りなどなど、気づけば沢山の道具や材料で、制作現場は少し動きづらくなってしまっております。


しかし、「”アイデア”とは今までにあったものの新しい組み合わせに過ぎない」という名言を信じ、これからも様々なモノに触れることで今までにない作品を作っていければと思ってもいます。


さて今回は、そんな様々なモノの中から最近特に気になっている3つのモノをご紹介させていただければと思います。

サインペインティング


今更かと言うお言葉をいただきそうなほど、今や多くの人に認識されているサインペインティングは、気になってるモノと言うよりは、珍しく今でも続けている趣味の一つとなっています。


念のために、サインペインティングをご存知ではない方へ参考となりそうな動画をご紹介させていただきます。

簡単に言えば、レストランや服屋さんの依頼を請けて書かれた手書きの看板を書くことをサインペインティングと呼びます。


現在ではプリント技術の発達により、望むデザインを一瞬で印刷することができるようになったため、サインペインティングを描ける人(サインペインター)は急激に減少していきました。


しかし、手書きならではの”味や雰囲気”に魅力を感じる人々は少なからずいるもので、現在では世界中でサインペインティングを学ぶ人が増えてきているそうです。


私にはなぜか「失われつつある」もしくは「人の手で作られた」モノや文化がとても気になるところがあり、世間のニーズとは逆行するようなモノばかりを追いかけてしまっています。


しかし逆にそんな「失われつつある文化」や「人の手で作られたモノ」を愛する人に出会うと、まるで砂漠のど真ん中で緑豊かな美しいオアシスを見つけたような、そんな心からの喜びを感じることができます。


実際、私も趣味ではあるのですがいくつか作品を制作しており、黒と金を組み合わせた看板(1作目)や、


黒と金で描き上げたサインペインティング

白を基調とした看板、


白を基調に書かれたサインペインティング

そして最近では弟がオーナーを務める、逗子のCollection Marketと言うアメリカ雑貨店の窓に、初めて本格的にサインペインティングを描かせてもらいました。

実はまだ完成していないものもあり、近々また行かなければと思ってはいるもののなかなかそんな時間も取れないのが悔しいところです。(Cの字も逆になっている。。。)


もちろんシールやデカールで、サインペインティング風のモノはいくらでも手に入れることはできるのですが、どうしても手書きの魅力には敵わないと考えてしまっているため、


いつかはもっとレベルを上げて、さらに大きなサインペイントを描き上げられるようになりたいと思っています。

チェーンステッチ


チェーンステッチ は、最近一番気になると言っても過言ではない、失われつつある素晴らしい文化の一つです。


チェーンステッチ とは布の縫い方を指す言葉の一つで、チェーンステッチ を使えば様々なデザインを縫い上げることができます。


チェーンステッチ で作られた刺繍

https://www.wgsn.com/blogs/chain-gang-l-a-keeping-the-vanishing-art-of-chainstitching-alive/


簡単に言えば、タオル地のようなモコモコとした風合いで縫うことで、刺繍に立体感をもたらすことができる縫い方をチェーンステッチ と呼びます。


手でも縫い上げられるのですが、基本的にはSingerやTresureと呼ばれる古い手ハンドルミシンを使うことで、自分の思い通りのデザインを縫っていきます。


しかしこの縫い方ができるミシンは古いものに限られ、その数は年々減っていっています。と同時に、縫い手も減少の一途をたどっており、この縫い方を自在に扱える人は日本でも数えるほどしかいないと言われています。


ちなみに私が注目しているのは、アメリカのテキサス州オースティンで、一つ一つ手作りの作品を作り続けているブランド、

Die Tryingです。

注目のブランドdietrying

https://dietryingtx.myshopify.com/


彼らは一つ一つのデザインから制作までを自らの手で行っており、ネイティヴアメリカンやテキサスらしいサボテンなどのモチーフをデザインに取り入れており、これまでになかった作品を次々に生み出し続けています。


特に特筆すべきはそのチェーンステッチを縫い上げる技術です。


データさえ入れれば全く同じものができる近年のミシンとは違い、チェーンステッチ 用のミシン(手ハンドルミシンとも言います)は操縦する人の手元が少しでも狂えば、デザインは大きく異なってしまう