起源をさかのぼれば、大航海時代(15〜17世紀)真っ只中の16世紀ごろから船乗りの首元を飾るようになったとされるネッカチーフ。
近年では西欧諸国を初めとして、多くのファッショニスタがバンダナやネッカチーフを首元に巻きつけるファッションスタイルが見られるようになってきており、
今ではファッションアイテムの一つとして認知されてきています。
※ネッカチーフ 歴史についての記事もご覧ください。
ちなみに、古くはネイティブアメリカンたちもバンダナを首に巻いていました。(彼らの場合はお洒落というよりも首の日焼けを防いだり、服の中に砂埃が入らない様にとも言われていますが)

※こちらは1900年頃のネイティブアメリカンの方です。
しかしながらまだ日本ではバンダナやネッカチーフを”こなれた”感じで身に付ける人は少ない印象があります。
この記事では「日本人がネッカチーフを着けてもダサい」、「そもそもどうやって結べばいいか分からない」といった、ネッカチーフを身につけたいとお考えの皆様に向けて、
おすすめのネッカチーフの巻き方から応用の方法まで、どうすればネッカチーフをメンズが”こなれた”感じで着こなせるのかについて、考察していきたいと思います。
※原則として、私は「ファッションは自分が良いと思えばそれが正解である」と考えており、本記事が皆様の思う「ダサい」「カッコいい」と必ずしも一致するとは限りません。
あくまでも私個人の意見として、気軽なお気持ちでご覧をいただければと思います。
ネッカチーフの巻き方を動画で学ぶ
海外のファッション誌を眺めていると、一見単純に固結びしているだけのように見られますが、よく見ると人によって様々な巻き方、結び方を実践していることがわかります。
結び方一つでネッカチーフの形状やスタイルは驚くほど変わり、それがファッション全体に及ぼす影響度合いも大きく変わります。
こちらの動画ではバンダナを使用し、様々な結び方や応用の方法について紹介されています。
※動画内ではバンダナを使用していますが、当然ながら”ネッカチーフ”でも同様のスタイルを実現することができます。
こちらの動画で紹介されているバンダナの結び方・応用方法は7つあります。
日本においては1.ヘッドバンド(頭に巻くスタイル)や、4.マスク(いわゆるギャングスタイル)は、あまり一般的ではありませんが、

そのほかの5つのスタイルはほとんどのファッションに応用が効く、いわゆる”使える”アレンジスタイルであると言えます。
特に日本でもそこまで違和感なくチャレンジできる結び方としては、「ネックバンド」か「ネクタイ」がおすすめと言えます。
ネッカチーフの巻き方・結び方:初心者はまずネックバンドから試したい
一番一般的かつ、誰でも失敗することなく試せるネッカチーフの結び方として、「ネックバンド」があります。
結び方としては非常に簡単で、