
https://www.instagram.com/p/v9SmSaq07z/
今や世界の流行発信地として、不動の地位を築いた都市、ニューヨーク。
サーファーカルチャーの中心、カリフォルニア。
アメリカでは日々様々な文化が生まれ、世界中から熱い視線でもって迎えられています。
そんな中で、近年注目を集めているオレゴン州にある都市ポートランド発の【ポートランドギア(Portland Gear)】が、今回ご紹介するスモールブランドです。
ポートランドギアは、オレゴン州やポートランドを大胆かつシンプルにデザインに取り込んだ服や帽子、ジャケットにグラスや靴下まで(!)、様々な商品を制作・販売しています。
今回はそんな地元愛に満ち溢れたスモールブランド、ポートランドギア(Portland Gear)について、ご紹介したいと思います。
ポートランドギアの歴史
ポートランドギアのスタートは2014年、MARCUS HARVEY(マーカス・ハーヴェイ)によって設立されました。

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もともとアパレルやスクリーン印刷の業界で働いていた彼は、"Vintage Athletic(ヴィンテージアスレチック)"をテーマに、シンプルで清潔な製品を生み出そうと考え、実現してきました。
事実、彼らの生み出す商品はいつ見てもシンプルで清潔。
彼らの初期の製品がこちらですが、PortlandのPをワンポイントとしたTシャツや、Portlandの”or”がOregon州の頭文字であることから、オレゴン州の形の枠で囲んだTシャツなど、

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思わずポートランド出身でなくとも欲しくなってしまうほど、普遍性のあるデザインで世界中の人たちから賞賛を受けています。
ポートランドギアの戦略
ポートランドギアの人気は凄まじく、Instagramのフォロワー数を見ても77万人を超えるほど注目を集め続けています。
ポートランドの人口が64.78万 (2017年/アメリカ合衆国国勢調査局)であることを考えても、そのフォロワーの多さには驚きを禁じえません。
彼らがここまでの人気を得るようになったのには、緻密な戦略があります。
まずはポートランドギアバスの存在です。
ポートランドギアという存在を世に知らしめるため、創業者であるマーカスが目をつけたのが、このおしゃれで可愛いバス、1973年式ヴィンテージフォルクスワーゲンWestfaliaでした。

https://www.instagram.com/p/1wkYIIq06J/
このままでも十分可愛いバスだったのですが、彼はこれをとことんポートランド色に染め上げました。

https://www.instagram.com/p/3hQr20K0y6/
このド派手なバスで、ポートランド中を駆け回り様々なイベントでポートランドギアの素晴らしい製品を販売することで、「ポートランドを代表するブランド=ポートランドギア」だというイメージを作り出すことに成功しました。