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クリスマスツリーの知られざる歴史とオーナメントネックレス

日に日に気温も下がり、今年も華やかで楽しげなクリスマスの季節が近づいているのを感じます。


キラキラした包み紙に包まれたプレゼントや、夢のあるサンタクロースのお話、そしてクリスマスに欠かせないものといえば、クリスマスツリーです。

煌びやかなクリスマスツリー

今回は、そんなクリスマスツリーの知られざる歴史と、クリスマスツリーにとても関わりの深い新作のご紹介をさせていただければと思います。

 

クリスマスツリーの始まり


クリスマスツリーの文化が始まったのは、16世紀のドイツが始まりとされています。


クリスマスツリーの初期には、常緑樹にリンゴが飾られていたそうです。それは聖書の中でアダムとイブがリンゴを食べたとされる楽園の木を模して飾られていました。

クリスマスを彩るリンゴ

その後木に飾られる飾り(オーナメント)は、ガラスになっていきました。


これには諸説ありますが、有力なのはHans Greiner(ハンス・グレイナー)というガラス細工職人が、リンゴを買うお金がなかったことから、自分でガラスのリンゴを作って飾ったことから始まったとされています。


しかしこの”クリスマスツリー”の文化が18世紀ごろにアメリカに伝えられた時は、少し奇妙なものとして受け入れられてしまい、すぐに定着することはありませんでした。


本格的にアメリカにクリスマスツリーの文化が根付き始めたのは19世紀に入ってからで、ドイツやイギリスの移民が徐々にその文化を紹介していき、アメリカ国民の中でもクリスマスツリーを飾るという文化が受け入れられていきました。

 

クリスマスライトの歴史


その後クリスマスツリーは徐々に現在の形に近づいていくのですが、信じられないことにアメリカ初期のクリスマスツリーは、灯りとしてロウソクを木に飾り付けていました。

クリスマスツリーの初期はロウソクの灯り

もちろん木ですので、ロウソクの火が燃え移って火事になってしまう恐れがあったため、当時の人々はクリスマスツリーのそばには水を欠かさず置いていたと言います。


そんな現状を目の当たりにし、1880年一人の伝説的偉人が立ち上がります。”天才発明家”トーマス・エジソンです。

彼は当時世界で初めての屋外用のクリスマスライトディスプレイを開発しました。


その2年後には彼の仲間であったエドワード・H・ジョンソンがクリスマスツリー用の80個の電球が付いたストリングライトを開発し、その美しさで多くの人を驚かせました。


その後も1895年にグローバー・クリーブランド大統領がホワイトハウスのクリスマスツリーを電球で飾るなど、多くの人にクリスマスライトが認知されることとなっていきましたが、

クリスマス用のストリングライト

その頃はまだ電灯に対して多くの国民は不信感を抱いており、そして配線もあまりに高価であったためなかなか一般の家庭にクリスマスライトは根付いていませんでした。


1903年にはGE(ゼネラルエレクトリック)社がクリスマスライトの組み立て済みキットを提供し始めましたが、配線などが非常に高価であり、購入して使用できたのは富裕層のみでした。その価格は現在の価格で20万円以上とされています。


その後いくつものクリスマスライトの会社が登場し、競合することでライトの値段は徐々に下がっていき、1940年から1950年代にかけて、一般の消費者層にもクリスマスライトが普及していくことになりました。

 

クリスマスオーナメント


クリスマスツリーの一般化に伴い、当時の銀食器ブランドもこぞってクリスマスグッズを開発・販売することになります。


代表的なものが、贅沢にもスターリングシルバーで作り上げられた芸術品のようなクリスマスオーナメント(クリスマスツリー用の飾り)でした。

銀食器ブランドのクリスマスオーナメント

Reed&BartonやGorhamなど、名だたる銀食器のブランドが様々なデザインのスターリングシルバー製のオーナメントを販売していきました。


もちろん一つ一つが非常に高価なため、所有したのは富裕層が中心ではありましたが、クリスマスをより特別なものとして演出してくれる、シルバー製のオーナメントは当時人気を博しました。

 

Country Gentlemanの新作ネックレス


今回新たにご紹介するのは、そんな歴史の1ページを飾ったヴィンテージオーナメントで制作した、ヴィンテージオーナメントネックレスです。


こちらはReed&Barton社がデザイン・販売した1980年製のヴィンテージオーナメントから制作されました。


クロス(十字架)をモチーフとし、スターリングシルバーで作られた贅沢なヴィンテージオーナメントは、その大きさと輝きで見るものの心を惹きつける魅力があります。


裏面には"Reed&Barton Sterling 1980 Christmas Cross"の刻印がなされており、丁寧に磨き上げることによって当時の輝きをそのままに宿しています。



Reed&Bartonは1822年に設立された知る人ぞ知る老舗の銀食器ブランドであり、アメリカで初めてブリタニアメタルを製造したことでも知られるブランドです。


Reed&Bartonは1996年にはアトランタオリンピックのメダルのデザインを務めるほど、その高いデザインセンスには定評があり、まさに世界を代表する銀食器ブランドと言えます。


少し大きめのこのヴィンテージオーナメントはかなりのインパクトがあり、あなたがどんなスタイルをしていたとしても必ず目に入る強烈な輝きを放ちます。


雑多になりがちな冬のコーディネートの中で、強烈なワンポイントをお探しのあなたに、自信を持ってお勧めできる一品となっております。


ぜひこの季節を楽しむアクセントとして、お楽しみいただければと思います。


Country Gentleman


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