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スプーンリングの選び方 -一生モノを選ぶなら-

更新日:2020年4月30日

近年、多くのファッショニスタに人気を集めているのが、スプーンリングです。


人気の高まりに伴い、多くのブランドが様々なスプーンリングを制作・販売しています。


今回は、そんなスプーンリングを選ぶ上で”損をしない”、一生モノのスプーンリングの選び方をいくつかお伝えさせていただきます。


当ブランドCountry Gentlemanでは、歴史ある世界的ブランドのアンティーク・ヴィンテージスプーンから、美しいスプーンリングを作り続けており、その豊富な経験から導き出した、至高の選び方をお伝えします。


※今回は一生モノのスプーンリングを選ぶ上でのポイントとなります。クオリティよりもとにかく安いモノをお求めになられたい方には、あまり適さない内容かと存じます。

 

素材:スターリングシルバーかシルバープレートか


銀食器とは、その名の通り銀でできた食器のことを指しますが、実は銀食器には以下2つの材質があります。


スターリングシルバー:純度92.5%の銀でできた銀食器

"STERLING"の文字は、スターリングシルバーの証

シルバープレート:銅やニッケルの芯材の表面に銀メッキを施した銀食器

"E.P."はElectro Plate(電気メッキ)のこと

もちろん、表面は銀色に輝いているため見た目は大きくは変わりません。


しかし実際に両方の素材でスプーンリングを作ってきた経験からお話しすれば、控えめに申しましても”スターリングシルバー”製のスプーンリングがおすすめです。


これには以下のような理由がございます。


・シルバープレートは芯材が合金(銅やニッケル)のため、美しい円にし辛く着け心地が悪くなりがち

・シルバープレートは何かにぶつけた拍子にメッキがハゲやすい

・スターリングシルバーは輝きが断然違う

・スターリングシルバーは経年変化の際のくすみが表情豊か


そして、これはあくまで私の主観的・感覚的なお話なのですが、例えば全く同じデザインのヴィンテージスプーンリングが、2つあるとします。


しかし素材は、一つはスターリングシルバー製、もう一つはシルバープレート製のリングです。


これを指につけて比べてみると、表面は同じ銀のはずなのですが肌触りが不思議と違うのです。


これは実際に試された方でなければわからない違いなのですが、確かに肌触りの滑らかさ、そしてスプーンリングから感じる暖かさのようなものが、スターリングシルバー製のスプーンリングからは感じることができるのです。


もちろん、シルバープレート製のスプーンリングにも良いところはあります。それは”とにかく安い”ということです。


こだわりがなく、とにかく安いもので良いという場合には、とりあえずはシルバープレートを選ぶのが良いかと思われます。

 

磨き:スプーンリングは美しく磨かれているか


これが一番大切なポイントと言えますが、現在市場に出回っているスプーンリングの中には、磨かない状態でただ単に丸められたものが多く存在しています。


(ぜひ一度、実物や画像をしっかり見つめていただきたいと思います。磨かれていないものはにはくすみや、小キズが見受けられます

(もちろん、美しく磨き上げられた素敵なスプーンリングも市場には数多く存在しており、陰ながら私が尊敬している職人の方もたくさんいらっしゃいます。)


その中で私がオススメするのは、”美しく磨かれた”スプーンリングです。