2種類の銀食器(スターリングシルバーとシルバープレート)のお話

最終更新: 7月15日


古来から、魔を退けたり殺菌効果を認められたり、重宝されてきた”銀”。

今回はそんな”銀”を用いて作られた食器:銀食器について、2つの種類があることをご紹介していきたいと思います。

2種類の銀食器

皆さんは銀食器の銀には2種類あるのをご存知でしょうか。

それがスターリングシルバー製とシルバープレート(銀メッキ)製です。

まずはスターリングシルバーからご説明していきます。

・スターリングシルバー

スターリングシルバーとは、つまりは純度92.5%の銀でできているもののことを指します。

当ブランドCountry Gentlemanにてリメイクしているほとんどの銀食器は、このスターリングシルバーを使用しています。

その全てが純度の高い銀でできているため加工は比較的容易にでき、何より経年変化が楽しめるのがこのスターリングシルバーです。

シルバープレート(銀メッキ)

シルバープレートとは、要するに銀メッキのことを指します。

ニッケルや銅などの合金の上から、薄い銀をメッキした物がシルバープレートと呼ばれます。

合金自体は銀よりも硬い場合が多く、耐久性は高いものとなりますが逆に加工が少し難しい素材とも言えます。

通常銀メッキが1ミクロンほどあれば、十分な耐久性を発揮し簡単に剥げることはまずないと言えるほどの能力があります。

現在はそのほとんどが電気メッキ(Electro Plating)でメッキされています。

銀食器の判別方法

この2種類の銀食器は、どちらも表面は銀であるため磨いてしまえば正直ほぼ同じような美しい輝きを放ってくれます。

それでは、一体スターリングシルバーとシルバープレートを見分けるには、どうすれば良いのでしょうか。

大きく分けて3つの方法があります。

1:ホールマーク(刻印)から判別する

https://www.antiquestradegazette.com/guides/information-guides/hallmarks/

この判別法は特にイギリスの銀食器に当てはまるのですが、イギリス製のヴィンテージ銀食器の持ち手部分の裏側を見てみると、

いくつかのスタンプのような刻印が押されているのに気付きます。

これが、いわゆるホールマークと呼ばれるものです。

基本的には5つの刻印が押されているのですが、注目すべきは【ライオンの刻印】があるかどうかです。

ライオンの刻印は、別名:スタンダードマーク(Standard Mark)と呼ばれ、

この刻印がある銀製品は純度92.5%以上の高品質な銀を使用している、とイギリスが認めた証となっています。

逆にこのマークが含まれていなければ、それはシルバープレートである可能性が非常に高いことがわかるということになります。

ちなみにアメリカでよく生産されていたヴィンテージの銀食器の刻印を確認すると、E.Pと呼ばれる刻印がありますが、

これは電気メッキを表すElectro Platingの頭文字のEとPからきています。

2:曲げてみる

この判別法がもっとも簡単でわかりやすいのですが、銀の純度の高い銀食器(スターリングシルバー)の場合、

中の部分まで全て銀でできているため、ある程度力を加えると曲げることができます。

しかし、シルバープレートの場合表面は銀ですが中の部分はニッケルと銅などでできた合金のため、

少しくらいの力では決して曲がりません。

そのため、素材が気になる場合には曲げるという判別法も、適しています。

(短時間で何度も曲げたりすると、金属疲労を起こして折れる場合も考えられます。)

(くれぐれもご注意ください。)

3:熱してみる

この方法には少し機材が必要となりますが、その必要なものこそが【バーナー】となります。

シルバープレートの場合、芯材となる金属の上に電気で薄い銀をメッキしたものとなりますので、

バーナーなどで高温の状態になるまで炙ると、ポコポコと薄い銀の皮膜が剥がれてきます。

スターリングシルバーの場合は真っ赤になるだけで表面の膜が剥がれることはありませんので、

その違いから、2種類の銀食器を判別することが可能となります。

しかし1つ注意点として、この判別法を用いるとシルバープレートの場合、剥がれた皮膜は冷えてももう元には戻りませんので、

あくまで最終手段としての判別方法となります。

電気メッキの歴史

さて、それではシルバープレートの歴史について、もう少し詳しく見ていくことにしましょう。

そもそもメッキには様々な種類がありました。

・アマルガム法メッキ

・焼着法メッキ

・無電解メッキ

・電気メッキ

(ちなみに、世界最古のメッキは約2,000年前のパルティア人が施したメッキではないかと言われています。)

これらの製法の中において、現代ではもっとも一般的なメッキの方法が【電気メッキ】と呼ばれるものです。

電気メッキの起源は未だ明らかになっていないとされていますが、有力な説としては

1805年に科学者Luigi Brugnatelli(ルイジ・ヴァレンティノ・ブルニャテッリ)が行った、金のメッキが初めての電気メッキであるとの説が有力です。

その際、彼の友人であったAlessandro Volta(アレッサンドロ・ヴォルタ)が作った、これまた世界初の電池を使って、実験をしたそうです。

その後一気に電気メッキは隆盛の時を向かえるように思われましたが、時の権力者ナポレオン・ボナパルトの命令により、

フランス科学アカデミーは彼の偉大なる発明を押さえつけ、世間の目から隠してしまったのでした。

電気メッキが再び表舞台にたったのは、それからなんと約34年後の1839年でした。

この時から電気メッキが急速に普及し、金属の防錆や装飾が容易に行えるようになったために、人々の暮らしはさらに豊かなものとなったのでした。

スターリングシルバー製ヴィンテージアクセサリー

当ブランドCountry Gentlemanでは、銀食器の中でも主にスターリングシルバー製のヴィンテージ素材を中心に、リメイクアクセサリーを制作・販売しています。

Country Gentlemanがスターリングシルバーにこだわるのが、【経年変化】を楽しめるという大きな理由があるためです。

メッキが剥がれる心配もなければ、地面に落として深い傷がついたとしてもそれがまた味になったり、少しずつ色がくすんでいったりと、

スターリングシルバー製の銀食器の良さは、【経年変化】にこそあると考えます。

例えばこちらのAlvin Mfg Co ヴィンテージバターナイフバングル-Monterey-は、ヴィンテージバターナイフ(スターリングシルバー)をバングルへと生まれ変わらせたものです。

Alvin Mfg Co ヴィンテージバターナイフバングル-Monterey-


こちらのバターナイフは1895年に発表された、非常に古い歴史を持つパターン-Monterey-を使用して制作されたヴィンテージバングルです。


曲線的かつ有機的なデザインは、細身でありながらもしっかりと主張してくれるデザインが特徴です。

Alvin Mfg Co ヴィンテージバターナイフバングル-Monterey-

重さも17gと比較的軽い部類のバングルとなり、男女問わずどなたでもさらりと身につけていただけることができる、美しいヴィンテージアクセサリーとなっております。


また、こちらは重厚感と装飾の極致とも言える美しいデザインが特徴の、

Wallace社製ヴィンテージフォークバングル<Grand Baroque>です。

Wallace社製ヴィンテージフォークバングル<Grand Baroque>

Three Dimention(3次元)と呼ばれるシリーズから、Grand Baroqueのパターンをセレクト。

Wallace社の大人気パターンであるこのパターンは、立体的で細かい装飾が非常に味わい深い仕上がりとなっています。

スターリングシルバーのヴィンテージリメイクアクセサリーを試されたい方には、

どちらもぜひお試しいただきたい作品たちです。

肌の露出が増えるこれからの季節に、”本物の貫禄”を身に付けられてみてはいかがでしょうか。

#カトラリー #ヴィンテージ #銀食器 #スプーン

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