インテリアの雰囲気をワンランク上へと格上げしてくれる、ヴィンテージアートの登場です。
こちらのヴィンテージアートは、現在では使用できないアメリカの古い株券となっております。
中央に存在感あふれるダイナミックな書体で描かれているのは「Cleveland,Cincinati,Chicago and St.Louis Railway Company」という、アメリカの古い鉄道会社の名前です。
今回はこちらのアートにまつわる歴史も合わせて、ご紹介してまいります。
Cleveland,Cincinati,Chicago and St.Louis Railway Companyとは
このクリーブランド、シンシナティ、シカゴアンドセントルイスレイルロードカンパニー<Cleveland,Cincinati,Chicago and St.Louis Railway Company)は、
■クリーブランド・コロンバス・シンシナティ・インディアナポリス鉄道
■シンシナティ・インディアナポリス・セントルイス・シカゴ鉄道
■インディアナポリス・セントルイス鉄道
の合併によって、1889年6月30日に誕生しました。
(現在から132年前のことです)
一般的にはビッグ・フォーの名称でも知られているそうです。
位置的にはアメリカの中西部の広範な土地に線路を持ち、主なルートはミシガン州、オハイオ州、イリノイ州、インディアナ州、を走っていました。
(こちらが1893年当時の路線図となります。各州を満遍なく横断できるように線路が張り巡らされていることがわかります。)
この鉄道は1906年にニューヨークセントラル鉄道に買収されるものの、独立した事業体として1930年頃まで運営されていました。
その後は合併や破産を経験しつつも、政府後援のコンレールへ含まれたり、そのコンレールが民営化されたりと紆余曲折を経て、最終的には1997年、CSXとノーフォークサザンによって共同で買収されることとなりました。
※アメリカでは第二次世界大戦ごろから急速に自動車が普及し、鉄道会社は合併や買収などでどんどん統合が進み、その影響を受けなかった鉄道はほとんどありませんでした。
ヴィンテージアートとしての深い味わい
こちらの古い株券は当然ながら株券として使用することはもはやできませんが、何より当時のデザイナーのセンスによって組み上げられた、紙幣とはまた違ったデザインが見るものの心を強く惹きつけます。
中央に配置された力強いフォントや、その左右に配置されたイラストの細かさには目を見張るほどの魅力が宿っています。
時代としては、実際に”NOV 1958”と記載があることから、現在から約63年も前に使用されたものであることがわかります。
さらには当時のアシスタントセクレタリー,ヴァイスプレジデント(副社長)のサインも、こちらのアートの魅力をより一層際立たせてくれています。
個人的に、これはヴィンテージアクセサリーに対しても同様の思いを持っておりますが、ヴィンテージのアートが部屋に一つあるだけで、何故か分からないのですが、とにかく雰囲気が高まる、さらには格が上がるような感覚を覚えます。
ぜひこの機会に、皆様のお部屋に一つヴィンテージアートを取り入れてみてはいかがでしょうか。きっとその魅力の虜になっていただけるものと思います。
Country Gentleman
※注※
本作品はヴィンテージ作品となります。そのため経年変化による汚れや、実際に使用された際に開けられた穴などがございます。
くれぐれも、そのようなヴィンテージとしての特性をご理解いただける方のみ、ご購入をいただきますよう予めお伝えさせていただきます。
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