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オーダーメイド!ワンダラーコインナジャペンダント


最近では複数のオーダーをいただく機会があり、メインラインのヴィンテージスプーンを使用したリングやブレスレットだけでなく、様々なスタイルのオーダーをいただく事があります。

最近ではサインペインティングで制作した看板や、ヴィンテージスプーンから制作したキーホルダーなどを制作しています。

今回はその中でも珍しい、アメリカのワンダラーコイン(1$コイン)を用いて、アメリカのネイティブインディアンでよく用いられるデザインの”ナジャ”をオーダー頂きましたので、いくつか写真をば。

ちなみにナジャは女性の子宮をモチーフとして作られたともされており、子孫繁栄という意味もあるそうです。ネイティブアメリカンのインディアンジュエリーは、スタンプ一つをとっても何らかの意味合いがあり、その点もとても興味深いところです。

コインシルバーで作られたナジャネックレス

アメリカでは現在1ドルといえば1ドル紙幣が主に用いられていますが、1ドル紙幣がここまで普及する以前は1ドルのコインが流通していました。

特にその中でも1964年以前のコインはシルバー900(コインシルバーと呼ばれます)の銀貨となっており、当時多くのネイティブインディアンたちがそのコインを溶かして、自分たちの民族のデザインのスタンプワークや、オーバーレイなどの技法を施す事で芸術品のような作品たちを生み出していました。

しかし2000年代となると、コインを溶かすという行為はアメリカでは自国の貨幣・硬貨の破壊行為であると見なされ、法律でコインを溶かす事ができなくなりました。

これにより、当時コインシルバーで作られたシルバージュエリーは今までよりもさらに貴重なものとなり、値段もどんどん高騰していくことになったのです。

コインシルバーは鈍い黒い色が特徴

コインシルバーの特徴はこの黒光りした鈍い光沢です。通常のシルバー925では出せない渋い黒味が出せるのがコインシルバーが愛される理由の一つです。

スタンプは丸が太陽を、点々が雨を表しており、幸せを呼ぶという意味合いのナジャに仕上げました。

またネックレスにペンダントを通すための部分も贅沢に、これもアメリカの50セント(シルバ−900)を丸めたものをろう付けしており、非常に重量感ある作品となりました。

本物のみが放つコインシルバーの鈍い光

オーダーしていただいた方にもとても喜んでいただけたようで、自分としてもとても嬉しく思っています。

しかしまだまだインディアンジュエリーの制作は修行中ということもあり、とても時間がかかってしまった点が申し訳ないところではありました。。。今後はもっと短い期間で制作できるようになれれば!と思っています。

現時点ではなかなか通常販売はできませんが、今後このようなヴィンテージの素材だけを使用した作品作りも少しずつ進めていきたいなと思っています。

発表の際にはまたブログに書かせていただければと思いますので、お手すきの際にはチェックしていただければ嬉しいです。

それでは、また。

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