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ヴィンテージアクセサリーの魅力とは

更新日:2021年9月20日


カントリージェントルマンでは、基本的にはアメリカで実際に使用されていた銀食器や、馬蹄などを素材とし様々な形のヴィンテージアクセサリーを制作しています。

今回はなぜカントリージェントルマンがヴィンテージのアクセサリーを制作することになったのかをお話ししたいと思います。

 

ヴィンテージアクセサリーとの出会い

ニューヨークに2ヶ月ほど滞在していたことがあります。

ニューヨークに滞在している様子

ホテル暮らしでは地元の人の暮らしがわからないだろうと考え、Airbnbと呼ばれる民泊サービスを利用し、フランス人のお家や黒人さんの一軒家に泊まらせてもらったり、世界中の様々な国から集まった人たちとシェアハウスに住んでいたこともありました。

マンハッタンで一枚

ニューヨークはとても刺激的な街で、とてもおしゃれなお店や、ヴィンテージの家具などを置いてあるお店もたくさんあり、毎日楽しく過ごしていました。

おしゃれなお店の入り口

ブルックリンのおしゃれなお店

そんな中で出会った友人たちとマンハッタンのチェルシーマーケットと呼ばれる、食べ物もアクセサリーも服も文房具も、とにかくいろんなお店が集まっている場所へ行った時のことです。

ブルックリンフリー(だったと思います)と呼ばれる、小さな個人のアーティストやお店が集まって、自分たちの作品を売るマーケットが開催されていました。

グラフィティを地図に書いた作品を売っている人や、綺麗な石に針金を巻きつけたオリジナリティー溢れるアクセサリーを売っている人など、本当に多様な作品が売られていました。

一つ一つのお店を楽しみながら眺めていた時、ふと目を奪われたものがありました。

それが、ヴィンテージのスプーンを丸めて作られたスプーンリングでした。

一つ30ドルくらいと安い価格で、ペンチで曲げたのであろう大小たくさんの傷が付いているかなりラフなリングでしたが、古いものに人が手を加えることで新たな価値が生まれるということに、とても感動してしまいました。

髭もじゃのいかにもアメリカ人のおじさんと行った体型の(失礼)アーティストさんが、一つ一つ手作りで作っているとのことでした。

早速その中で気に入ったいくつかを家族へのお土産に買って帰りました。日本に帰国してプレゼントしたところこれが大人気。母はとても気に入ってくれて、毎日のように身につけてくれました。

あくまでスプーンとして売られた場合、きっとその価値はとても低いものであったはずなのに、それに人が手を加えることで新しい命を吹き込めて、それがまた人に対して喜びを与えてくれるということの素晴らしさに気づいた瞬間でした。

その後、実際に自分がスプーンリングをはじめとするヴィンテージアクセサリーを作り始めるまでは紆余曲折ありましたが、今では自分で何かを生み出すということの奥深さと楽しさを、日々噛み締めながら過ごしています。

 

ヴィンテージ・アンティーク素材を使用する理由

ヴィンテージ素材

カントリージェントルマンとしてブランドをスタートさせるにあたり、ヴィンテージ・アンティークの素材を使用して作品を作りたいと思ったのは、それが何らかの”ストーリー”を持っているからでした。

最近ではよく、100円ショップなどで買ってきた木材をペンキでラフに塗って、アンティーク風、ヴィンテージ風などとしてお家に飾るといったようなDIY熱が高まっているようです。

かくいう私も費用を低く抑えて楽しめるということもあり、実際に試してみたりもしていました。

しかし完成したものと、たまに訪れる ヴィンテージショップの家具の質感の差をみて落胆してしまいました。時を経ることによる味わいや風合いは、当たり前ですがそんな簡単に出せるものではないんだと、身をもって気づいてしまったのです。

また、先ほどお話ししたニューヨークでの経験も、自分がヴィンテージ・アンティーク素材を使用することに対して少なからず影響を与えています。

見た目はもちろんですが、それ以上に時を経たものが持つ独特の雰囲気は、一朝一夕で身にまとうことができるものではありません。何より経てきた時間という、ストーリーがそのもの自体をより魅力的に感じさせてくれることを経験し、それが現在ヴィンテージ・アンティーク素材を使用したアクセサリー作りに繋がっていると思います。

 

カントリージェントルマンの今後

「それ見たことないけど、どこで買ったの?」

「初めて見たけどかっこいいね」

カントリージェントルマンのアクセサリーを身につけていただいた人が、周りの人にそんな風に言ってもらえて、そしてその人が鼻高々になれるような。  そんな作品を作っていきたいと思っています。

何かに似たデザインであれば、より多くの人に気づいてもらいやすいのかもしれない、またすでにカテゴリーとして確立されたもの(例えばインディアンジュエリー)の中でデザインを作って発表すれば、もっともっとたくさんの人に手に取ってもらえるのかもしれない。

それでも、不器用でも自分が納得できるもの、購入者の方が友達に作品が持つストーリーを自信満々で語れるようなアクセサリーを作っていきたい。そう考えています。

※カントリージェントルマンのヴィンテージアクセサリーはこちらからご覧いただけます。

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