みなさんこんにちは。カントリージェントルマンです。
ヴィンテージシャネルのように、最近ではヴィンテージという言葉が非常に人気を持ち始めています。
当ブランド、Country Gentlemanではヴィンテージのスプーンやフォークを素材として採用し、リメイク。ヴィンテージのスプーンリングやフォークバングルを制作・販売しております。

一目見てお分かりいただけるように、現代においてはほとんど使用する人はいなくなってしまった、富裕層・貴族に愛用された”銀食器”の煌びやかな輝きと、
非常に凝った造形が独特の魅力を放つヴィンテージフォークバングルとなっております。
今回は、そんなヴィンテージを愛する一愛好家として、ヴィンテージアクセサリーが持つ魅力に、独自の視点から迫っていきたいと思っております。
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シャネルのヴィンテージアクセサリーの歴史
そもそもヴィンテージアクセサリーとは

https://www.sweetromanceonline.com/Art_Deco_Geometric_Star_Silver_Ring_p/ol_r435.htm
ヴィンテージアクセサリーとは、簡単に言えば古いアクセサリーのことであるといえます。現在よりも数十年、古いものであれば数百年前のアクセサリーはとても人気がありそれ専門のコレクターがいるほど、多くの注目を集めています。
またヴィンテージアクセサリーと近い言葉として、アンティークアクセサリーという言葉もありますが、私はこの二つの言葉の間にはそこまでの意味の差はないように思っています。
では、このヴィンテージアクセサリーなるものが、ここまで人を惹きつける理由はいったいどこにあるのでしょうか。
語ることのできる歴史がある
私の考えるその理由のひとつが、ヴィンテージアクセサリーが過ごしてきた”歴史”です。

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たとえば、アールデコのリングの無機質なデザインは、1910年代ごろから人気を得始め、1920年代に最盛期を迎えました。
このアールデコのデザインは、それ以前に圧倒的な人気を誇ってきたアールヌーヴォーという有機的かつ複雑精緻なデザインに対する、ある種カウンターカルチャーのようにして生まれてきました。
また、アメリカで言えば1920年代ごろの女性たちがお手本としたのが、映画に登場する女優たちのファッションでした。
そのころの女優の中では、演技を阻害するようなジャラジャラとした複雑なデザインのアクセサリーよりも、きちんと手首にフィットするシンプルなデザインのものが好まれました。
アールデコのシンプルなデザインは、そのような女優たちの流行にもよって、当時非常に人気を博すようになっていったのです。
このように、”アールデコ”というたった一つのデザインからも様々な歴史のストーリーを含んでいることがわかります。
つまり、ヴィンテージアクセサリーとはそのものが生まれ、過ごしてきた歴史を身につけることに等しいといえるのです。
タイムスリップできる
ヴィンテージアクセサリーを身に着けることで、先ほどお話したような過去の歴史に思いを馳せることができます。
その時代にこのアクセサリーを身に着けていた人は、どんな人であったのか、そしてどんな歴史を潜り抜けて今自分の手に渡ったのか。
たとえば1920年代以前には、自分の耳に穴を開けて身に着ける必要があったピアスは、当時の上流階級には冷遇されていました。