Vintage for Christmas

最終更新: 2020年5月13日


今年も残すところあとわずか。街には楽しげなクリスマスソングや煌びやかなイルミネーションが現れ始め、ふと気がつくと自分の心もどことなくザワザワしているのを感じます。


いつも当ブランドサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。Country Gentlemanでございます。


今回は、ヴィンテージカトラリー、そしてヴィンテージアクセサリーをご紹介させていただければと思います。

Tiffany&co ヴィンテージバターナイフ -English King-


ティファニー初期の伝説のデザイナー、Edward C. Moore(エドワード・C・ムーア 1827–1891)。


彼はティファニー黎明期を支えたデザイナーとして、現在でも多くの人に尊敬されている人物ですが、彼と共にティファニーを支えた優れたデザイナーがいます。それがCharles T. Grosjean(1841–1888)です。

Edward C. Mooreは日本のデザインに影響を受け、”Japonesque”と呼ばれる日本風なパターンで1867年のパリ万国博覧会を席巻します。

実はその際に共にデザインを作り上げていたのが、このCharles T. Grosjeanだったことはあまり知られていません。


彼は植物を多用した有機的なデザインを得意としており、1880年にはChrysanthemumという細かな植物が持ち手に絡みつく優れたデザインを残しています。


その後の1885年(約134年前)に彼がデザインしたのが、このEnglish Kingと呼ばれるパターンです。


実はこの1800年代末から1900年代初頭にかけては、アメリカ・ヨーロッパを中心に"King"と呼ばれるパターンが非常に流行していました。


例えばこちらは1835年にWallaceが発表した"King"です。

また、こちらはGorhamが1885年に発表した”Kings III”と呼ばれる"King"パターンです。

さらに、こちらはWhiting Mfgが1890年に発表した"Old King"と呼ばれるパターンです。

※ここに列挙した例はあくまでごく一部であり、私が確認しただけでも他にも5-6個ほどの"King"パターンが存在していました。


ご紹介したように、いずれのブランドも近しいデザインを採用しており、このデザインが当時非常に人気があったことがお分かりいただけるかと思います。


これほどまでの人気を博した"King"パターンを、Tifany&Coが独自の解釈で表現したのが彼(Charles T. Grosjean)がデザインした"English King"だったのでした。


19世紀末らしい植物を多用しながらも、"King"の名に相応しい”気品”や”品格”を感じさせる、高貴な印象を表出させることに成功している、非常に優れたデザインとなっています。


持ち手部分は非常にコンパクトにまとめられておりますが、


ぜひこの機会にお試しいただきたいと思います。

TOWLEヴィンテージフォークバングル-Country Monor-


こちらは先日のアメリカ買い付けで入手した、TOWLEが1966年に発表されたヴィンテージフォーク"Country Monor"から製作された、ヴィンテージフォークバングルです。

<TOWLEヴィンテージフォークバングル-Country Monor->


"Country Monor":「田舎(故郷・祖国)の荘園」の意味を持つこのパターンは、T. Merryによってデザインされました。


冠されたその名前は、緑で囲まれた中に佇む領主の館で、暖かな食事を楽しむ様子を感じさせます。


持ち手部分の豪華な縁取りと、中央部の滑らかな曲線が穏やかに調和されているこの"Country Monor"は、スターリングシルバーの輝きを改めて美しいと感じさせてくれる、優れたデザインとなっています。


<