新作のご紹介<ベイビーフードプッシャーリング>

久しぶりの、ヴィンテージの銀食器を素材としたアクセサリー3点のご紹介となります。


すでにご存知のブランドの新たなパターンや、これまでに使用したことのない素材まで、バリエーション豊かな3点のご紹介となりますため、


ぜひ最後までご覧をいただけますと幸いです。

 

ヴィンテージベイビーフードプッシャーリング”WSC7”

ヴィンテージフードプッシャーリング

ヴィンテージベイビーフードプッシャーリング”WSC7”


まず初めにご紹介するのが、ヴィンテージベイビーフードプッシャーリング”WSC7”という、これまでにないヴィンテージアクセサリーとなります。


こちらのベイビーフードプッシャーは、1894年にアメリカはマサチューセッツ州アトルボロで創業したWebster Companyが1910年に発表した、”WSC7”というパターンを採用しております。


スターリングシルバーのヴィンテージリング

ヴィンテージベイビーフードプッシャーリング”WSC7”


このWebster Companyは、1950年にかの有名な銀食器ブランドReed and BartonSilverCompanyの一部になるまで存在していた、今は存在しないブランドとなっております。


さて、ここでそもそも「ベイビーフードプッシャーとは一体何?」という疑問が湧いてくることかと思います。


一言で言えば、「小さい子供が、フォークに食べ物を乗せるための食器」であると言えますが、言葉ではなかなかお伝えがしづらいため、まずは以下の動画をご覧いただければと思います。

まだ手が上手く使えない子供のために、フォークに食べ物を乗せるためのアシストを行うために作られたのがこちらのベイビーフードプッシャーと呼ばれる食器です。


歴史としては、ビクトリア朝時代は一般的に使われていたとされ、子供といえど直接手で食事を取らせることは失礼なこととされていたため、このような食器が開発されたと考えられます。(富裕層に限る)


また、”ベイビー”がつかない「フードプッシャー」も存在しており、それらは怪我や傷害などで片方の腕が上手く使えないときに、食事をサポートするために作られたとされています。


これらの食器はあまり日本では馴染みがなく、「初めて見た」という方もいらっしゃるかもしれません。


今回ご紹介するベイビーフードプッシャー”WSC7”は1910年に発表されており、芸術的な変遷のうちで言えばアールデコ(直線的・無機質)が隆盛していた頃にあたり、


そのためか余計な彫刻や飾りは極力排されており、持ち手を縁取るラインが全体の印象をスマートに引き締めてくれています。

インパクト大のヴィンテージリング

ヴィンテージベイビーフードプッシャーリング”WSC7”


そして何より食事を押し出すための部分が、スプーンリングのそれよりも非常に広い幅を持っており、身につけると指の付け根から第二関節までをスッポリと覆うほどです。


そのため、スターリングシルバー(純度92.5%の銀)本来の輝きを楽しめるほか、手を動かすたびにキラキラとした美しさは周りの人の目を惹く魅力を備えています。


今回1点のみの販売となりますため、他の人とはかぶらないヴィンテージアクセサリーをお求めの方にこそ、お勧めしたい逸品となっております。

 

ヴィンテージスプーンリング "Mount Vernon "

珍しいスプーンリング

ヴィンテージスプーンリング "Mount Vernon "


久しぶりのヴィンテージスプーンリングのご紹介となります。


今回セレクトしたスプーンは、1902年に創業された老舗ブランドである通称RLB(Rogers,Lunt&BowlenCompany)から、1905年に発表された”Mount Vernon”と呼ばれる非常に古いパターンです。


Mount Vernonと名付けられた経緯については記録が残されておりませんが、


おそらくはその名称からアメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンが1761年から相続した広大な農園”Mount Vernon”から付けられたのではないかと推察します。


(ニューヨーク州ウエストチェスター郡のにも同名の都市がありますが、その年もこの農園から名前を取っています)

Martin Falbisoner , CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons


ちなみに”Mount”は”山”と訳せますが、”Vernon”はジョージ・ワシントンの祖父であるローレンス・ワシントンが、


自らの上官であり、当時イギリスの英雄との呼び声も高かったEdward ”Vernon”(1684-1757)から取ったとされています。


この場所はアメリカ国民にとって重要な場所として認識されており、1960年には国定歴史建造物に指定され、国家歴史登録財に登録されています。


さらに興味深いエピソードとして、アメリカ南北戦争中でもこの地帯は両軍ともに中立地として定められており、北軍、南軍の兵士たちはそれぞれこの建物を見学したともいわれています。


さて、スプーンに話を戻しますと、こちらのスプーンは1905年つまり約117年前に発表された非常に古いデザインでありながらも、


盾の紋章の周りを花や果物で飾り付けられており、まるでこの庭園の自然の豊かさや温かみを感じさせてくれるようなデザインとなっております。

ヴィンテージスプーンリングの内側

ヴィンテージスプーンリング "Mount Vernon "


盾の紋章部分には、当時富裕層の間で流行したモノグラム(刻印)として”M”の文字が彫り込まれており、さらに持ち手部分裏には'17とあることから、


こちらのスプーンは1917年のものであると考えられます。


その他の部分は潔く何のモチーフも配されておらず、どんなファッションにもサラリと馴染んでくれる万能さを持ち合わせています。


今回はスプーンのすくう部分を取り除き、持ち手部分をぐるりとスパイラルスタイルへ仕立てております。


スパイラルスタイルのリング

スターリングシルバー(純度92.5%の銀)の滑らかな着け心地をお楽しみいただけるスプーンリングを、この機会にぜひお楽しみいただければと思います。

 

ヴィンテージフォークバングル"Waltz of Spring"


ヴィンテージフォークバングル新作

ヴィンテージフォークバングル"Waltz of Spring"


最後にご紹介するのが、ご存知世界的な銀食器ブランドであるWallaceの”春の風”を感じるヴィンテージフォークを素材として作り上げられた、


ヴィンテージフォークバングル"Waltz of Spring"となります。


"Waltz of Spring(春のワルツ)"という名前からもわかるように、まるで薔薇が咲き誇る春の庭園へと吹き込む、暖かな風のような流麗なデザインに仕立てられており、

美しいヴィンテージフォーク

ヴィンテージフォークバングル"Waltz of Spring"


「風」と「薔薇」のモチーフがセンスよく配置されています。


こちらのパターンが発表されたのは1952年のことであり、デザインを担当したのは名匠William S. Warrenでした。


彼は伝説的なシリーズとなる”Third Dimension Beauty collection”を送り出した一流のデザイナーとして知られています。


素材はスターリングシルバー(純度92.5%の銀)、重さは38gとしっかりとした重量を感じられる作品となっております。


今回は2点限りの入荷となりますため、ぜひこの機会にお試しくださいませ。

 

自由に外出ができる世界を願って


歴史上稀に見る状況により、何となく外出や遠出がしづらい空気感がそこかしこに漂っています。


皆様も、お気に入りの服やアクセサリーを身につけて外へ出る機会が以前よりも減っていることとお察し致します。


1日でも早く、何も気にすることのない世界で、マスクも着けずに色とりどりの服を着た皆様の素敵なファッションを拝見できる日が来ることを、心から願っています。


Country Gentleman


参考:

https://en.wikipedia.org/wiki/Mount_Vernon

https://en.wikipedia.org/wiki/Edward_Vernon