知られざるスピークイージーの歴史とは

更新日:2020年11月19日


今回はファッションやヴィンテージアクセサリーの歴史ではなく、個人的にとても大好きな文化の一つである”スピークイージー”について、知られざる歴史をご紹介したいと思います。

知られざるスピークイージー

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スピークイージーとは、1920年代に成立した禁酒法の最中に、いわゆる【密造酒を提供していたバー】のことを指します。

現在では【隠れ家バー】のような認識で世界各地に存在していますが、その裏にはとても興味深い歴史が隠されていました。

今回はそんなロマンあふれる”スピークイージー”の知られざる歴史を紐解いていきます。

語り継がれる悪法、禁酒法の成立

場所はアメリカ、時は狂乱の20年代と呼ばれた1920年代へさかのぼります。

第一次世界大戦が終わり、アメリカ国民は久々に生活を楽しみ始めます。この頃ジャズ・ミュージックが流行し、芸術面ではアール・デコが隆盛しました。

そんな1920年代に成立したのが現在でも語り継がれる悪法、禁酒法です。

(ちなみに禁酒法は、敬虔なキリスト教徒の集団による禁酒運動から端を発しています。)

禁酒法は1920年に施工された法律で、その内容は簡単に言えばこうです。

1.0.5%以上のアルコールを含むものを規制。 2.アルコールの製造・販売・輸送を禁止。 3.手元にあるものを飲むことは許可。

つまり「酒を作ったり売ったりしてはだめだが、持っているものは飲んでもよい」という、なんともお粗末な法律だったため、法律の施行前に大量に買いだめする人が続出するほどでした。

この禁酒法の成立によって誕生したのが、いわゆるもぐり酒場のスピークイージーでした。

スピークイージーのシステム

禁酒法の成立と共に生まれたスピークイージー。