今から約131年も前、1894年に発表されたヴィンテージパターン、”CHARLESⅡ”のフォークバングルの登場です。
こちらのパターンを製作したブランドDominick&Haffは、ニューヨークでHenry Blanchard DominickとLeroy B. Haffによって、1872年に設立された銀食器ブランドです。
そのデザイン力の高さ、ハイレベルな彫金技術をもってして瞬く間に世界的な人気を博し、その作品のうちの幾つかはメトロポリタン美術館やブルックリン美術館にも収蔵されているほどです。
こちらのパターン”CHARLESⅡ”は、持ち手を銀の粒が隙間なく縁取っているのが特徴です。
身につけると陽の光を反射し、キラキラと繊細な輝きを放ちます。
さらに持ち手部分中央には、モノグラムと呼ばれる彫り込み("Leonide")が施されております。
これは銀食器が隆盛した時代に、富裕層や貴族が自らの名前などを独自に組み合わせたデザインを、
彫金師に命じて彫らせたものであり、当時の流行や雰囲気をしっかりと感じさせてくれます。
またこれは推察ですが、この”CHARLESⅡ”という名前から連想されるのが、
王政復古期のイングランド国王、チャールズ2世(1630-1685)です。
彼は武勇に優れたわけでもなく、政治政策が得意であったわけでもありませんでしたが、
彼の治世は快楽・活気に溢れる華やかな宮廷生活で知られており、「Merry Monarch(陽気な王様)」と呼ばれるなどして、国民から人気がありました。
おそらくその贅沢なライフスタイルが、当時の上流階級や格式を象徴するイメージとして高く評価されていたため、
この名前を用いることで高級感や伝統的なエレガンスを訴求しようとした狙いがあったと考えられます。
またアメリカ市場においても、ヨーロッパの歴史・王室のイメージは格式高いライフスタイルの象徴として受け入れられていたため、
この”CHARLESⅡ”という名前が採用されたものと思われます。
中央には最低限のシンボルが配置されており、シンプルさを感じさせながらも、
印象的な縁取りが手元にインパクトを与えてくれる、ヴィンテージフォークバングルに仕立て上がりました。
※お手首周り16.5-17cmの方にのみご着用をいただけます。
1本限定の販売となりますため、ぜひこの機会にお試しをいただけますと幸いです。
※本作品はヴィンテージ素材を使用しており、磨きをかけておりますが細かい傷が含まれております。
※本作品はハンドクラフトであり、工場で製作されたような正確な商品をお求めの方にはお勧め致しません。
上記お含みおきをいただきまして、ご検討をいただけますと幸いです。
Dominick&Huff CHARLESⅡ ヴィンテージフォークバングル
材質:スターリングシルバー(純度92.5%の銀)
ブランド:Dominick&Huff
重量:29g
サイズ:お手首周り16.5-17cmの方にのみご着用いただけます。
厚み:約2mm
幅最小:約5mm
幅最大:約22mm