
ヴィンテージアクセサリー。
それは様々な歴史や背景を持ち、生まれたてのアクセサリーでは決して持ち得ないストーリーを内包する特別な品物。
ここ日本でも、多くのファッショニスタたちがヴィンテージアクセサリーやヴィンテージジーンズなど、”ヴィンテージ”が持つ魅力に惹かれています。
今回は、そんなヴィンテージアクセサリーを自分の大切な人へのプレゼントとして贈られる際、知っておいていただきたい事柄などを、
ヴィンテージの魅力、おすすめしたい方、作品の選び方などを含めて、全方位的にまとめてまいります。
ヴィンテージアクセサリーの魅力

ヴィンテージアクセサリーにはいくつもの魅力がありますが、一番の魅力はそのものが持つ”ストーリー”にあります。
例えば、スプーンリングと呼ばれるアクセサリー。
スプーンリングの歴史については別記事をご覧頂ければと思いますが、かいつまんでお話しするとすれば、
「17世紀ごろのイギリスで、召使いは当時富裕層しか所持できなかった高価な銀食器を主人の家から盗み出し、自らの恋人へ婚姻を求める際のリングとして、スプーンをリングにして贈った」ことが、
その歴史の始まりであるとされています。
つまりスプーンリングの起源には、「愛する人への贈り物」という、素敵なストーリーが隠されているのです。
他にはバッテリーバードというヴィンテージアクセサリーがあります。

こちらのバッテリーバードの歴史に関しましても、別記事にて詳しくご説明をしておりますが、要点のみをお伝えするとするならば、
「1929年の世界恐慌によって、アクセサリー作りの物資を確保することが困難だった状況にあって、当時のネイティブアメリカンたちは身近にあった車のバッテリーなどをアップサイクルして、サンダーバードをモチーフとしたネックレスを作り上げた。」
ということになるでしょうか。
大量生産・大量消費が当たり前の現代において、身近にあるいわばゴミのようなものを素材とし、それらをアップサイクルすることで、価値を生み出す。
バッテリーバードには私たち現代人が忘れかけていた何かを思い出させてくれる、特別な雰囲気が宿っています。
ヴィンテージアクセサリーをおすすめしたい方とは
ここまでヴィンテージアクセサリーの魅力についてお話ししてまいりましたが、
ここからは実際にどんな方に贈るのがおすすめなのか、いくつか例を挙げさせていただきながら、お話ししてまいります。